あの日から
とうとう、
あれから1年が過ぎました。
5月22日は、
昨年のMobileArt2001・表彰式の日。
忘れるはずがありません。
この1年は早かったなぁ。
でも、改めて支配人室のMobileArtの写真などを見ると、
何か遠い昔の出来事のようにも思えてくる。
この1年、何も進歩していないのだから。
そして、東京に来て、
オレも変わってしまったのだろうか。
あの日は、オレの人生でもいちばんいい日だったに違いない。
そこから先が、
未だに見えて来ない。
これからどこに行けばいいのだろう。
もう一度表彰台に立ちたい。
夢と現実の入れ代わり
去年の今後頃まで、
東京に出るのが夢だった。
これはCGアートを始める前、
高校の頃からずっとそうだったのだけど。
実際に出て来て、夢と現実は入れ代わった。
今のオレにとって東京は厳しい現実の街なのだ。
そして2月に札幌に帰った時、
向こうの人たちに「早く有名になって帰って来て」と言われた。
今度は・・・・
札幌が、夢の街になったのかもしれない。
札幌に帰ることが、新しい目標なのかも。
ただ、手ぶらでは帰れない!
必ずひと旗揚げないと東京に来た意味は無い。
それに、違う方向の目標があるのだ。
まだ帰るには早すぎる。
海外への足掛かりも、掴んでいないのだから。
一番大きな賭け
去年の5月20日、
札幌を最終便の飛行機で発ち、
東京に、ある目的で来ました。
ちょうど今頃、羽田に降りた頃だったなぁ。
池袋のホテルに着いたのは夜中の1時だったっけ。
受賞するかどうかもわからず、
とりあえず東京に行って表彰式に出てみようと。
どうせならついでに東京で仕事も探してみようと・・・
いま思うと人生で一番大きな賭けでした。
かなり経費もかかっていたし。
何一つ成果も無しに帰っていたら、
今頃どうなっていただろう。
結果、たった1週間の滞在で2つの賞と、
仕事を見つけて札幌に帰ることができたけど・・・
あの頃の思いをもう一度取り戻したい。
時間の流れ方
いつも日曜の夜になると、
「ああっ!これやってなかった」とか、
「ぜんぜん進んでない〜」
これの繰り返しだ〜
今夜も例外なくそのパターン。
予定では1つぐらい作品が完成して、
部屋が綺麗に片付いているはずだったんだが(笑)
土曜日の朝帰りが、
全ての誤算のはじまりでした(^_^;)
来週こそは・・・・
やっぱり東京と札幌では、
時間の流れ方が違う気がする。
そのとき就いていた仕事が違うのもあるんだろうけど・・・
東京は慌ただしい街ですね。
でも自ら望んで出て来たのだし、
土産を持たずには帰れないっ!
月を歩く
約30年前、Camelliaが生まれる前の年に、
アポロ13号の「輝ける失敗」があった。
人類を月へ送るというだけでも途方のない夢物語だったのに、
それを実現させた人たちの力は想像を絶する。
まして地球から何万キロも離れたところで爆発事故を起こしながら、
知恵を振り絞って飛行士を全員生還させているのだから。
大事なのは「夢」で終わらせず、
どんなことでも可能なんだと信じること。
そして努力すること・・・ですね。
これだけのことを人間はできるのだから、
自分一人の夢だって叶えられないことはない。
あるいは何万年も前から、
人々は月を見上げては、
その上を歩くことを夢見てきたのかもしれない。
夢を追いかけている姿が、
最も人間らしい姿ではないでしょうか?