別離
とりあえず公式の送別会は全て終了した。
最後の宴会は学生たちがお金も出してくれて、
プレゼントまでもらって、
1年間の苦労が吹き飛ぶものだった。
ただ、飲めないビールを大量に飲まされて、
具合悪くなったのが残念・・・
今後の予定ははっきりわからない。
しかし、
しばらくは東京から離れる予定は無い。
だから、
また会おうと思えばいつでも会える。
そういって彼らを納得させ、
ひとまずの別れとなった。
できれば彼らが卒業してゆくまで面倒見たかったが。
さあ、
あとは前を向いて歩かなきゃ。
自分の卒業
自分が教わった学校の先生は、
「転勤」という形で皆去っていった。
大学以外は公立だったので、
そういうのが常にあったのだ。
Camelliaは「退職」という形で去ることになった。
これは、
学生たちの目には、
どう映っているのだろう。
そしてその日はやってきた。
既に春休みに入っているので、
学校に来ている学生は一部だけど、
最後に挨拶をして行った。
18:00過ぎて、
荷物をまとめて学校を出た。
校舎を振り返った時の気持ちは、
自分の卒業の時とは違うものだった。
花束
オレより1日早く退職する人がいたため、
今夜学校の公式送別会がありました。
送別会で送り出されたのはオレ含め4名、
しかし既に退職済み3名は呼ばれていない・・・
なんとも複雑な心境でした。
聞くところ学校20年の歴史上、
送別会は初なんだそうで。
今まで去って行った人たちには、
かなり冷たい態度だったらしい。
何か下心がある気もする。
花束を受け取ったけれども、
これ持って1時間半電車に乗るのは、
さすがに恥ずかしかった。
そしてウチには花瓶が無い!
どうやって保存しようか。
浅草寺
確か上京した年に1度だけ、
浅草に行ったことがあった。
あれ以来・・・
久々浅草まで、
脚を伸ばしてきた。
3連休だったこともあって、
混んでましたね。
正月以来の、
おみくじをひいてみたら、
『凶』
恋愛・引越・仕事・金運全てダメだそうだ(T-T)
全てこれからという時期に、
あまりに無情な内容にガッカリ。
やっぱ鶴岡八幡宮が、
Camelliaにはいいのかも(^▽^;)
お話があります
とうとう学生にも、
お別れを告げる日がやってきた。
いずれはこの日が来る。
黙って去る手もあったのだが、
やはり、それはできない。
「皆さんにお話があります」
そして退職することを話すと、
「えっ?」
という声が聞こえた。
喜ぶ人、悲しむ人、
様々だと思う。
これからどうするの?
どうして辞めちゃうの?
卒業まであと1年残ってよ。
別にオレが死ぬわけじゃない。
当分東京にいるからいつでも会えるよ。
そんな悲しまないでくれ。