惜別の思い
熊本駅に着いたのは「はやぶさ」が東京に向けて出発した5分後でした。
間に合わなかった…
でも焦りは無く、
すぐに駅の窓口に駆け込んで後発の特急を調べてもらった。
「有明24号に乗ると小倉で追いつけます」
それだ!さっそく切符を買って、
13分あとにはやぶさを追いかける特急に乗る。
3時間ほどで既に暗くなった小倉に到着、
どこか途中で追い抜いたはやぶさが7分後に小倉に来た。
ホッ。
それにしても、
前日はホテルに泊まっていただけに、
「走るホテル」と呼ばれた寝台特急はA個室でも狭く、
揺れも大きいし音もうるさい。
青い車体を15両を連ね食堂車もあった頃の、
憧れていた姿から比べてだいぶ老けてしまった。
あと1ヵ月も経たずに廃止されるのは、
仕方の無いことなのだろうか。
惜しむ人が多いのでしょう、
途中で止まるほとんどの駅では、
カメラをはやぶさに向けている人を見かけました。
早さ・安さでは飛行機や新幹線には勝てない。
でも「夜汽車」って独特の風情があって、
旅をする、移動すること自体を楽しめる存在だと思います。
せめて故郷北海道に向かう「北斗星」「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」は、
いつまでも走り続けてもらいたいものですね。
翌朝東海道を上り、
富士山を左手にラストスパート。
東京駅ではたくさんの人がカメラを片手に出迎えていました。
僕も写真を撮り、
憧れの車両を惜しみながらも、
そのまま仕事に向かったのでした。
お城とはやぶさ
熊本は暖かくていい天気。
4日前まで札幌では雪まつりをやっていたというのに、
日本って広い。
まだその札幌に住んでいた頃から、
美術館によく遊びに来てくださったえみりさんが熊本にお住まいなので、
せっかくだからと連絡をしていましたが、
お会いできることになって、
一緒に駅から熊本城までお散歩、
お城を案内してくださいました。
そしてお昼もご一緒していただき、
話しも弾んでいたのですが…
時計を見るのをすっかり忘れていたんですね。
えみりさんが気付いて時計を見たら15:42、
熊本を15:57に出る寝台特急「はやぶさ」で東京に帰ることにしていたのです!
さあ、駅から少し離れた繁華街から、
タクシーに飛び乗って駅に向かう!
しかしことごとく信号に捕まってなかなか進まない(T-T)
50分を過ぎても駅は見えない。
駅のコインロッカーの荷物も取りに行かなくては…
果たして、間に合うのか??
続きは明日。
九州横断
「富士」の行き先は大分。
九州どころか神戸より西に行ったことの無いCamellia、
ついに新大陸に上陸です。
でも、東京を18時に経って大分に着いたのは12時過ぎ。
1時間以上遅れてしまいました。
それでも17時間が18時間になった程度。
長距離列車なのだから。
廃止されてしまうのは、
これが我慢できる人が少なくなってしまったからだろうか。
次に大分から熊本へ移動、
九州の真ん中を横断することに。
乗り換えた真っ赤な列車はぐんぐん高原を登ってゆき、
左手に阿蘇山が…ガスがかかってる!!
天気は良かったのだけど前の日の雨のせいか…
さすがに東京を出てまる24時間移動したせいか、
疲れがドッと出てしまいました。
西へ向かっています
突然チケットを入手できたことで、
急遽旅立つことになり、
今Camelliaは西に向かっています。
移動手段は寝台特急「富士」、
1人用A寝台個室「シングルDX」に乗って。
もう30年ぐらい前になりますが、
ブルートレインブームだった頃、
北海道に住む小学生だったので、
乗ることはおろかその姿を見ることもできず、
ただ子供向けの本を見て憧れるだけでした。
やがて青函トンネルができて、
北海道にも寝台特急「北斗星」がやってきます。
大学受験のときに初めて乗ったのですが、
やっぱり…何かが違うんですね。
30を過ぎて上京、
やっとA寝台個室に乗れる身の丈になったと思ったら、
東京発のブルートレインは今年3月で全て廃止になってしまうんだって。
その前になんとかして乗ることを画策し、
今日、やっとその日が来たのでした。
トレたび はやぶさ・富士物語
208万人
札幌雪まつり、
昨日いっぱいで終了しました。
今年も目標としていた200万人は超え、
この寒い中を
208万人の観光客が訪れたそうです。
この美術館は10年目でやっと11万人というのに、
1週間で200万人ですから、
当たり前のことですがすごいペースですよね(笑)
ところで、
例のライブカメラで、
札幌大通会場の様子を見てみましたが、
12日午前3~5時頃に、
外人部隊が暗躍していた様子は見れませんでした(T-T)
今年も寒い中で密かに動いていたのかな?
「208万人」に彼らは含まれていないんですよね。