ビーチボーイズのシンボル「ダイヤモンドヘッド」
月9ドラマ、ビーチボーイズの中で、そのシンボルとも言える存在だった、「民宿ダイヤモンドヘッド」。実際の建物はロケのセットだったため、撮影後に間もなく解体されてしまいました。
しかし最近になって、当時の図面をもとに別の場所に復元されたことを知り、なんと休暇までもらって出かけてきたのでした。
千葉県館山駅から、さらに普通列車に乗り継いで約15分、2つ隣の千倉駅。以前はこの駅まで特急が乗り入れていたようです。新生ダイヤモンドヘッドの最寄駅で、ここからバスか徒歩で向かいます。
バスは1時間に1本程度。ちょうどタイミング悪くバスが出た直後だったので、歩いたほうが早く着くだろうと、まずは海岸線に向かって歩き出しました。とてもいい天気で、みごとな逆光です!やがてT字路に出て、右に曲がるのですが…
T字路をそのまま突き進んで、ちょっと寄り道して海へ。綺麗な砂浜と海が広がっていました。平日だったので人も少なく、風があったため遊泳禁止の旗が上っていました。
元の道に戻り、南へ歩きセブンイレブンを過ぎると…道の左側に見えてきました、この白い建物。そしてこの白いルノー。
寄り道も含めておよそ30分で、着きました!!まさしく、あの、『ダイヤモンドヘッド』です。
この再建されたダイヤモンドヘッドは宿泊施設ではないので、“喫茶”ダイヤモンドヘッドとなっています。看板も忠実に再現されています。
建物の中に入りました。ここは玄関ホール。奥がキッチン、左側がダイニングになっています。右に見える扉はトイレだったかな。
ダイヤモンドヘッドの内部もしっかり再現されていました。左のテーブルは劇中で何度も出てきました。図面をもとに再建された建物ですが、真ん中に立っている柱は、実際のダイヤモンドヘッドに使用されていた建材なのだそうです。
朝早くに東京から向かったのでお腹も空いていました。さっそくビーフカレー(600円)をいただきます!よく見るとトレーに敷いてある紙も、ダイヤモンドヘッドのイラストが描かれています。
壁にはドラマの制作にあたってフジテレビの美術部が描いたと思われるイラストや図面が飾ってありました。他にもゆかりの品などが展示されていたのですが、お邪魔している間にお客さんも増えてきたので、写真は遠慮しています。
ドラマのダイヤモンドヘッドは撮影用だったため、写らない裏側は簡素な作りだったそうです。しかし喫茶ダイヤモンドヘッドは、裏側もしっかり作られていました。
結局2時間半くらい長居して、思い出の建物をあとにしました。
喫茶ダイヤモンドヘッドには泊まることはできないので、白浜までバスで移動し、「リゾートイン白浜」に泊まりました。このホテルのレストランもまた、ロケで使われていたところなのです。
民宿ダイヤモンドヘッドを再現した、「喫茶ダイヤモンドヘッド」は、 2009年に趣味として個人で建てられたものだそうで、その熱意には驚きです。おかげで憧れのドラマの一部を体験することができたのですから、僕としては「感謝」しかないですね。潮音海岸こと「布良海岸」への行き方もお店のオーナーさんに教わり、翌日行ってきたのでした。その時の様子は『ビーチボーイズの潮音海岸へ』に掲載しています。
ホームページ → カフェ・ダイヤモンドヘッド
Location:喫茶ダイヤモンドヘッド
JR内房線 千倉駅 下車館山日東バス白浜千倉線 関谷病院前 下車
2013.07.12 撮影
2013.09.15 UP