独学のゆううつ
独学の利点
当美術館の支配人、CamelliaはCGや色彩に関する知識は専門学校やスクールに通うことなく、自力で今まで学んできました。これには時間的・金銭的事情もありますが、何よりCG本来のもっている楽しさを知る上で大切だったと思います。おかげで安く、自分のペースで学習できましたが(^^;)
そして誰にも教わることなく、自己流の作品を作る、つまり個性を磨く上でもこの手段は間違いではなかったと思っております。しかし、独学に関しては世間の目は冷たいものなのです。
独学の欠点
それは、きちっとした基本がなっているかどうかの問題があります。もちろん、検定を取った段階で、基礎知識は理解できているものとみなされるでしょう。しかし、技術に関してはどの程度のモノなのか・・・・
と言うのは、そこに秘めている才能がどの程度のものなのか、相手にとってわかりづらい部分があるのです。実際私自身が転職活動を通じて感じたのはこの部分でした。やはりこのご時世ですから、力量が未知数の人間を雇うという賭けに出るより、ある程度知れた人間の方を企業は選ぶでしょう。
私は今、この大きな壁にブチ当たってしまったのです。
解決策 道は2つ
このままでは、いくら頑張っても世間の評価は上がらない・・・
一度勢いに乗るとどこまでも天狗になる男Camelliaは、逆に一度堕ちるとどこまでも堕ちていってしまう性格なんです。今の時点で考えられる策は2つ。
1 スクールに通って、1から技術を習得する
2 あくまでも独学で戦う
私は、もうしばらく2を選ぼうと思います。単なる意地っ張りかも知れませんね。ただ、私と同じく独学で頑張っている人に先鞭を付けたいのです。波に飲まれたくないのです。可能なら、革命を起こしたいのです。
そうしてもっとCGの裾野を広げることが、私がこの美術館を建設した、本来の目的につながるのです。考えてみてください。世の中、専門学校に通って音楽を学んだミュージシャンだけではないでしょう?音楽のように、誰にでも門戸の開かれた世界を、切り開きたい。音楽だって、CGだって、芸術なんだ。
2000.04.21 UP