ビーチボーイズの潮音海岸へ
1997年に放送された「月9」のドラマ、ビーチボーイズ。男同士の友情を描いたこのドラマは、再放送を含めて何度も見ましたし、影響も受けていました。
放送当時は北海道に住んでいたので、あまりこの風景には馴染みが無かったのですが、上京を果たした今、改めて当時の憧れを追いかけてみようと、カメラ片手に出かけてきました。
東京から特急でおよそ2時間、千葉県の館山駅にやってきました。ロケの多くは館山で行われていたようです。ここから、さらにバスに乗ります。
およそ20分ぐらいで、安房自然村に着きました。石造りの待合室の中には、寄せ書きが多数・・・同じ目的で来た人たちだろうか。
海に向かって坂を下りていきます。この坂の名前は「ろやの坂」、車が1台やっと通れるぐらいの狭い道でした。右側の塀のブロックから傾きがわかると思いますが、けっこう急な坂道です。
坂を下りきると、布良漁港に着きます。ここは、広海と海都が釣りをするシーンのロケが行われた場所です。
漁港から左に曲がり、道なりにまっすぐ進みます。のどかな風景ですね。
少し坂を上がると、ご覧のような切り通しが見えてきます。ドラマでは何度も出てきた場所で、真琴が自転車を押して歩いていたのがいちばん印象に残っています。
切り通しを過ぎると、下り坂。砂浜が見えてきました!この下り坂も、ドラマで何度も出てきました。
坂を下りると、砂浜に到着!ここがドラマに出てきた「潮音海岸」。ほんとうは「布良(めら)浜」といいます。撮影時はこの柵は無かったのですが…車で乗り付ける人が多かったのでしょうか。雰囲気が少し変わっています。
この、景色、砂浜、まさしくビーチボーイズの世界でした。ロケの際には監視塔や「渚2号店」、そしてたくさんのエキストラがこの砂浜を埋めていました。
ここの砂浜は太平洋に面していて、南西を向いています。この時は波が高く遊泳禁止の旗が立っていましたが、サーファーの姿がちらほらと見られました。
振り向くとこの景色。岩が砂浜の中に点在しているのが、この海岸の特徴ですね。既に解体されてしまいましたが、この写真の右側端あたりに、ドラマの象徴「民宿ダイヤモンドヘッド」が建っていたのです。
上の写真の真ん中あたりにある岩場。この岩も何度となく劇中に出てきたもので、登場人物がこの岩に上っているシーンもありましたね。
しばらく、ドラマの世界に思いを馳せたあと、砂浜に足跡を残して潮音海岸をあとにしたのでした。
先ほどの漁港から、右に進むと「スナック渚」があった場所に着きます。既にスナック渚の建物は解体され、お店の前にあった白いベンチも無くなっています。ですが、ベンチは写真のように新しいものに代わっていて、白いベンチと同じように漁港を眺めていました。
潮音海岸に建っていた民宿ダイヤモンドヘッドは既に過去のものになっていましたが、別の場所に再建されていたことを知り、そちらにも向かいました。ビーチボーイズのシンボル「ダイヤモンドヘッド」に掲載していますので、合わせてご覧ください!
こちらに掲載した写真の一部は、写真素材としてPIXTAより販売しておりますので是非ご検討ください。
Location:布良海岸
JRバス関東南房洲本線 安房自然村 下車2013.07.13 撮影
2013.08.17 UP