西九州新幹線と並行在来線
2022.09.24
昨日になりましたが、
全長わずか66キロの新しい新幹線、
「西九州新幹線」が開業しました。
九州の新幹線は、
2004年に九州新幹線の新八代−鹿児島中央、
2011年に九州新幹線の博多−新八代感が開業して以来、
3区間目になりますね。
ただし、報道されているように、
今回開業した区間は他の新幹線とは繋がっていない、
離れ小島になっています。
2004年の新八代−鹿児島中央間開業時もそうでしたが、
その時と違うのは、
未開通期間がまだ着工されておらず、
着工の目処も立っていないところ。
佐賀県が費用対効果で新幹線に消極的なことと、
並行在来線のJRからの経営分離による
利便性低下を懸念していることが原因なのですが、
これが佐賀県は悪くないですよね・・・
北海道に目を向けても、
同じように北海道新幹線の札幌延伸と引き換えに、
JRからの経営分離される並行在来線が廃止の危機になっています。
並行在来線問題自体は1990年に決まったルールで、
もう32年も前のこと。
当然情勢も変わってきているし、
地方自治体に押し付けられた並行在来線はどこも経営が苦しくなっています。
そろそろこの問題は見直すべき時期だと思いますし、
国も積極的に並行在来線の維持に取り組まないと、
整備新幹線の延伸は今後難しくなってくるでしょう。