父の手紙
2010.12.13
実家から1通の封筒が来ました。
その中には、
僕がまだ高校生の頃、
単身赴任していた父が大学受験を控えていた僕に書いた
手紙の下書きが同封されていました。
昨年亡くなった父の遺品を整理していて出てきたものを、
母が同封してくれたのでしょう。
その手紙には僕の性格から向いている職種など、
細かに書いてありました。
当時の僕も受け取っていたのだろうけど、
すっかりこの手紙のことは忘れていました。
もう20年ほど前のことですから。
今改めて読むと、
あの頃から何も変わっていない自分に気付きます。
そして多少なりとも社会を知っている今、
その言葉の意味がはっきりわかるようになりました。
母はそれも見越して同封してくれたのかな。
この手紙の言葉は、
父が僕に宛てた遺言だと思ってしっかり受け止めようと思います。
葬儀の時にもずっとこの気持ちを持ち続けていましたが、
改めてこの言葉を父に贈りたいと思います。
「お父さん、ありがとう。」