超割
2003.09.23
飛行機の期間限定激安運賃制度、
最初に手掛けたのは「ハンバーガー計画」で全日空が進めた『超割』でした。
当時マクドナルドなどのハンバーガーが、
低価格化で話題をさらっていたので、
それを航空チケットでも実現しようと言う大胆な計画だったんですね。
期間限定、全便全路線一律1万円というわかりやすい設定で、
あっという間にそのチケットは有名になり、
JALのバーゲンフェア(初期の頃は前売りスペシャル)、
JASのウルトラ割得など他者にも同様の制度が設定されました。
日本の航空業界の低価格化は全日空が主導していた。
オレも札幌から東京に来る時は、
何度もその恩恵を受けました。
最近になって、
「一律1万円」から方面別で料金が変わる設定になり、
JALのバーゲンフェアと同じものになってしまいました。
東京から北海道・九州路線は千円アップになってしまったのが残念。
前の制度のほうがわかりやすいし、
他社のものと差別化できて良かったと思います。
デフレスパイラルが叫ばれる中、
初期の「超割」は、
その使命を終えたということなのでしょうか。