透明感
2003.07.23
この美術館を始めた頃の作品、
グラスを使った作品が多かった。
そこから「透明感が印象に残る」と言われ、
そこにこだわった作品が増えていった。
それが「クリスタル」の始まりだった。
この作風の利点は、
透明なものを嫌う人はいないと言う、
オレの考えがあったから。
透明なものは影も綺麗に落ちるし、
映り込みもまた、綺麗。
ただ、
クローンを重ねてゆくことで、
徐々に薄らいできてしまった感があるのだ。
もう一度初期の頃に作ったイメージを、
作り直そうと思う。