DESIGN館 > 彩の雑記 > クリスマス色

クリスマス色

赤と緑は何の色?

クリスマスといえば、赤と緑のツートンカラーをよく見かけますね。しかしなぜ、この2色の組み合わせが定番になったのでしょう?
そもそも赤と緑とは何の色だろう。クリスマスで赤といえば、サンタクロースの服の色ですね。あと、トナカイの鼻の色が挙げられます。では、緑は?
クリスマスで緑色といえば、クリスマスツリーの色でしょう。正確には、もみの木の葉の色。他には、思い当たるフシがないんですが・・・他にも、雪の白や、装飾品の金・銀色などが挙げられます。その中でなぜこの2色の組み合わせが一般的になったのでしょう。

心理的補色

ここからはちょっとした色彩の話ですが、赤と緑の組み合わせは他にあまり見かけないですよね。ふと頭に浮かぶのはイタリアの国旗ですが、この場合は 間に白が挟まれています。この2色は物理的には「補色」の関係には無いのです。

物理的色相環

物理的色相環RGB・CMYの光学的色相環。この図の通り、赤の反対側 の色(補色)はシアン、緑の補色はマゼンタになります。 赤と緑は120度の角度になります。これは本来調和を取る にはギリギリの角度なんですね。

心理的色相環

心理的色相環そしてこちらの図はゲーテによる、人間の知覚としての色相環。この向かい合った2色は、上の向かい合った2色より組み合わせ的には綺麗だと思いませんか?
この場合、赤と緑は調和の取れた補色関係にあります。
(余談だけど黄色以外は、ほぼ5色iMacのカラーですね。)

すなわち!

つまり、赤と緑の組み合わせは、より人間の色の知覚に適した組み合わせと言えます。ここが、このクリスマスカラーが定着した一番の理由でしょう。そして、クリスマス以外にこの組み合わせが見られないのも、よりクリスマスを意識させるために有効だったと言えます。

1999.12.18 UP